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導入事例香川県立多度津高等学校 様

多度津高等学校

香川県立多度津高等学校

https://www.kagawa-edu.jp/takouh01/takou2019/index.php/

  • X0606

従来のガスやプラズマを使用した場合では得られない、圧倒的な加工時間の短縮(アルミ加工で6時間掛かっていた作業が数十秒に短縮)、精度の向上、複雑な形状の部材加工が可能となり、非常に効率的な授業が実現

インタビュー

導入までの経緯

多度津高等学校では金属部材を必要としていましたが、ガスやプラズマを使用した手動による部材切断加工では精度が悪く、繊細な形状の加工が簡単にできないことや、形状を実現するための切削加工で時間が膨大にかかっていることが課題でした。何とか効率的な運用を模索していましたが難しい状況だったため、この両方の課題を解決する手段としてレーザー加工機の導入を検討してきました。

具体的な要望としては、大きく以下の2つの用途がありました。

① 造船コースで小型船を製作するにあたり、現実の大型船と同様の製造プロセスを行うべく、小さく繊細な部材の製作を行えること。これはその部材同士を溶接し1つのブロックを組み上げ、最終的に複数のブロックをさらに組み合わせることで小型船を組み上げるカリキュラムなので、精度が高く加工時間が短いことを要望していました。

② 機械技術部の部活動や課題研究でロボットや車(バギー)等の製作を行いますが、そこで使用される金属パーツの複雑な形状を加工できること。最近は軽量化の取り組みもあって5mm厚のアルミニウム部材の加工が必須となっているのですが、従来のCO2レーザー加工機では苦手としている部分でした。

特別補助金による導入へ

このような中で、2021年度に全国の厳選された専門高校に対して特別補助金が支給される施策があり、ファイバーレーザー切断機の導入を申請し承認されました。

機種の選定にあたっては、当初国産メーカーの製品を検討しましたが費用が高く学校予算では購入が難しい状況でした。また加工機のサイズも大きく設置スペースの確保の問題もありました。

HSG X0606を選定した理由

今回導入したのは、ヨコハマシステムズが扱うHSG社製「X0606」という機種です。

これを選んだ理由は、以下の3点です。
1.設置スペースに置けるコンパクトなサイズであること(2250mm×2425mm)。
2.最新のファイバーレーザー2000W(最大3000W)を搭載し非常に切断精度が高かったこと。
3.日本国内に導入事例があり、レーザー販売の実績がありしっかりしたサポートが期待できそうだったこと。

導入の成果

まず、加工時間が圧倒的に短縮できました。以前はアルミ加工で6時間かかっていたものが数十秒で出来るようになりました。また、設計図に準拠した切断精度や複雑な形状をした金属部品の加工も可能になって、要望であった①と②の課題を解決することができました。結果として授業の大幅な効率化を実現しています。

今後も、色々な分野でファイバーレーザー切断機を活用し、より効率的に授業や部活動に活かし、生徒の知識や技術力アップに貢献し、質の高い人材を育成していければと考えております。

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